全国1000社以上のネットワークを持つ日本石材産業協会の年次大会が6月16日に東京で行われました。
総会の前に『今、私たちが出来ること~供養産業の未来予想図~』と題したパネルディスカッションがあり、参加しました。
パネラーは、㈱宗教工芸社の住田社長、㈱鎌倉新書の清水社長、㈱石文社の中江社長、㈱日本石材工業新聞社の山口社長、そして㈳日本石材産業協会の井口会長です。
過去10年間における供養産業の市場規模の推移では、
■建築石材業界:売上50%ダウン、事業者数50%ダウン
■墓石卸し業界:売上40%ダウン、事業者数35%ダウン
■墓石小売業界:売上20%ダウン、事業者数23%ダウン
■仏壇仏具業界:売上30%ダウン、事業者数17%ダウン
という、非常に厳しい現状であります。
しかし、その中でも業績を維持、或いは伸ばしている会社も数多く存在しているわけで、今後は今まで以上に勝ち組と負け組がはっきりと分かれていくことが予想されます。
市場が縮小し、墓石の建立本数も減っていくことは明らかですので、業績を維持、拡大するためには1件当たりの単価を上げていくしかありません。
そのためには、より付加価値の高い商品を販売していく努力が必要になりますので、当社としても小売店様のお役にたてるよう、高級国産材の自社加工という付加価値をさらに追及していきたいと思います。
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